【中核概念 CREATORSHIP について】

CREATORSHIPとは、武蔵野美術大学実験区が掲げる中核概念です。
クラフトマンシップ(Craftsmanship)とアントレプレナーシップ(Entrepreneurship)を融合した、ビジネスに向き合う態度を表しています。
自身の違和感や強い関心から生まれた問いを、自分だけのものにせず、ビジネスというかたちで社会に差し出してみる。
そして、社会から返ってくるさまざまな応答を受け取りながら、問いそのものを更新し、価値を探求し続ける。
そこでは、最初から正解を知っている必要はありません。
成果や効率だけでは測ることのできない問いを抱えたまま、つくり、試し、対話し、社会との関係を更新し続けていく。
問いとともに、社会に働きかけ続ける。
その実践を、私たちはCREATORSHIPと呼んでいます。

【 CREATORSHIP を実践する】

CREATORSHIPは、理念として掲げるだけのものではありません。
アワードやアクセラレーションプログラムなど、さまざまな実践を通じて、一人ひとりの問いや表現から、新しいビジネスが生まれるための環境をつくっています。

< PROGRAM 01 >

表現から、まだないビジネスを。

『 CREATORSHIP PROGRAM 』

武蔵野美術大学では、イラスト、キャラクター、アニメーション、写真、プロダクトデザイン、空間デザイン、工芸、研究知見など、日々、多様な表現が生まれています。
CREATORSHIP PROGRAMは、そうした武蔵野美術大学に生まれる「表現資産」を起点に、新しいIPビジネスを立ち上げるためのアクセラレーションプログラムです。

表現が持つ可能性を見つけ、新しい価値へと育て、事業として社会に届ける。

表現する人と、その可能性を事業へとひらく人が出会うことで、新しいIPやサービス、ビジネスが生まれていくことを目指します。

< PROGRAM 02 >

一人ひとりの問いから、社会を動かすアイデアへ。

『 MAU SOCIAL IMPACT AWARD 』

MAU SOCIAL IMPACT AWARDは、学生を対象としたビジネスデザインアワードです。
自らの経験や価値観、社会に対して抱いている違和感や関心を掘り下げ、そこから生まれた問いを起点に、社会に新しい価値をもたらすビジネスアイデアを構想します。
完成された事業計画を競うだけではなく、「なぜ自分がこの問いに取り組むのか」を大切にしながら、自分自身の視点から社会との接点を見つけていく。
学生にとってのCREATORSHIPの入口となる実践です。

【表現とビジネスの、新しい関係をつくる。】

書籍『ナラティブモデル:一人称視点から始めるビジネスデザインの思考法』は、武蔵野美術大学実験区の実験区で生まれた実践は、プログラムの中だけに留まりません。
実践と検証を繰り返しながら、そこで得られた知見を方法論として編み直し、書籍などを通じて社会へひらいていくことも、実験区の役割だと考えています。

一人称から、ビジネスをはじめる。

書籍『ナラティブモデル』

『ナラティブモデル:一人称視点から始めるビジネスデザインの思考法』は、武蔵野美術大学実験区の実践を通じて編み上げられた一冊です。
本書で提示する「ナラティブモデル」は、一人称視点である「当事者としての物語」を起点に、二人称の対話プロセスを経て、三人称の「社会に広く伝わる物語」へと展開し、ビジネスとして社会に接続していくための“構え”を示しています。
個人の経験や価値観から問いを立ち上げ、他者との対話によってその意味をひらき、共感や支持を得ながら社会的なインパクトへとつなげていく。
それは、CREATORSHIPを実践するための一つの方法でもあります。

ナラティブモデルは完成されたメソッドではありません。

MAU SOCIAL IMPACT AWARDやCREATORSHIP PROGRAMをはじめとする実践の中で、現在も試され、問い直され、更新され続けています。

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