「MAU SOCIAL IMPACT AWARD」は、美大生創業支援プログラム「武蔵野美術大学実験区」から生まれた、社会にインパクトを与えるような、新たな事業を創り出す美大生を発掘することを目的としたビジネスデザインアワードです。
個人の経験や視点を深掘りし、一人称視点「当事者としての物語」を起点としたビジネスアイデアを、三人称視点「社会に広く伝わる物語」へと昇華し、描いたビジョンを社会に問いかけ、共感と支持を得られる形に変える機会を創出します。
美術大学ならではの「造形教育」を背景にした創造的思考と、他分野の学生や社会人とのコラボレーションによる多様性の融合による、独自のアイデアの創出を目指しているので、応募における年齢や所属などは一切問いません。
社会を豊かにする新たな選択肢となる、創造的な事業を生み出す熱意を持っている方の挑戦をお待ちしております。
【2024年度 募集要項】
・エントリー締切
2024年5月7日(火)13:00締切
・賞
グランプリ1組、準グランプリ2組、特別賞数組。
一次選考通過したファイナリストには最終プレゼンテーション選考に向けた活動資金10万円を支給します。
アワード終了後も社会実装に向けた活動に取り組む意志がある受賞者には追加活動資金として10万円を支給します。
・参加方法
公式ホームページのエントリーフォームより ※募集は終了しました
・参加対象
年齢、所属、ジャンルは一切問いません。社会を豊かにする新たな選択肢となる、創造的な事業を生み出す熱意を持っている方で、参加資格を満たしていれば、誰でも参加できます。
〈例えばこんな人〉
創業をしてみたい人、将来的に創業してみたいと考えている人
美大生と一緒に創業をしてみたい人、またはチームの中に美大生を巻き込みたい人
すでに実施している活動をもっと社会に広げたいと思っている人
自分のアイデアを社会実装してみたい人
社会に変化をもたらす、インパクトのあるビジネスをしてみたい人
・参加資格
個人、チームどちらでも応募可。
武蔵野美術大学に在学していなくても応募可能。ただし、最終選考までにチームメンバーの中に武蔵野美術大学に在学中の学生(大学院生含む)が1名以上所属していることが条件。尚、武蔵野美術大学の学生とのマッチングは、アワード運営事務局がサポート。
チームの場合、メンバーの人数は5名程度とする。
2024年5月19日(日)、26日(日)実施予定の一次選考会を兼ねたアイデア創出ワークショップに参加できること。
一次選考を通過した場合、8月3日(土)実施予定の最終プレゼンテーション選考会に参加できること。
社会を豊かにする新たな選択肢となる、創造的な事業を生み出す熱意を持っていること。
・主催
武蔵野美術大学
※本事業は「大学発スタートアップ創出支援事業」(東京都事業)の支援を受けて実施しています。
・お問い合わせ先
お問い合わせ先はこちら
【支援内容】
活動資金や活動拠点となるスペースの提供だけではなく、あなたの右腕的存在となり、最終プレゼンテーションに向けた資料作成やスケジュール管理などをサポートするマネージャーが伴走支援します。
●プロジェクト活動資金の提供
一次選考通過者には、最終プレゼンテーション選考に向けた活動資金10万円を提供します。アワード終了後も社会実装に向けた活動に取り組む意志がある受賞者には追加活動資金として10万円を提供します。
●プロジェクトスペースの提供
一次選考通過者には、武蔵野美術大学の市ヶ谷キャンパス7FにあるCo-creation Space “Ma”を活動拠点として無償で提供します。
●右腕的存在によるプロジェクト伴走支援
一次選考通過者には、最終プレゼンテーションに向けた資料作成やスケジュール管理などをサポートするマネージャーが伴走支援します。
【選考プロセス】
1.エントリー期間
ウェブサイトのエントリーフォームから必要事項を記入してください。
一次選考ワークショップの定員が20組のため、応募者多数の場合は「実験区構想インタビュー#00」の感想コメントの内容により、一次選考ワークショップの参加者を選考させていただきます。
2.一次選考/ワークショップ形式
計2回のアイデア創出ワークショップを実施し、最終選考に進む10組のファイナリストを選考します。
一次選考を通過したファイナリストには、最終選考のプレゼンテーションに向けた活動資金として10万円が与えられます。
【1回目】
開催日時 2024年5月19日(日)10:30〜15:00予定
会場 武蔵野美術大学鷹の台キャンパス
内容 オリエンテーション、アイデア創出ワークショップなど
【2回目】
開催日時 2024年5月26日(日)10:30〜17:00予定
会場 武蔵野美術大学鷹の台キャンパス
内容 パネルプレゼンテーションなど
3.プレゼンテーション準備期間
一次選考を通過したファイナリストには、最終プレゼンテーションまでの準備期間中、メンタリングや、資料作成などのサポートを受け、事業アイデアをブラッシュアップします。
また、作業や打ち合わせなどの活動拠点として武蔵野美術大学の市ヶ谷キャンパス7FにあるCo-creation Space “Ma”を無償で提供します。
4.最終選考/プレゼンテーション形式
最終選考ではグランプリおよび準グランプリ、本プログラムに賛同する企業が特別賞として、それぞれ賞を贈呈します。
また、最終選考のプレゼンテーションは企業とのマッチングも兼ねています。
開催日時 2024年8月3日(土)13:30〜17:00予定
会場 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス
内容 プレゼンテーション
5.社会実装
アワード終了後も社会実装に向けた活動に取り組む意志がある受賞者には追加活動資金として10万円を提供し、3ヶ月間、引き続き作業や打ち合わせなどの活動拠点として武蔵野美術大学の市ヶ谷キャンパス7FにあるCo-creation Space “Ma”を無償で提供します。
【FAQ】
Q. 武蔵野美術大学に在学していなくてもエントリーすることは可能ですか?
A. 武蔵野美術大学に在学していなくてもご応募いただけますが、最終選考までにチームメンバーの中に武蔵野美術大学に在学中の学生(大学院生含む)が1名以上所属していることが条件となります。尚、武蔵野美術大学の学生とのマッチングは、アワード運営事務局がサポートいたします。
Q.エントリーの記入内容は審査対象になりますか?
A. 一次選考ワークショップの定員が20組のため、応募者多数の場合は「実験区構想インタビュー#00」の感想コメントの内容により選考させていただきます。
Q.遠方に住んでいる場合、アイデア創出ワークショップはオンラインで参加することは可能ですか?
A. 会場参加が条件となります。交通費などは各自でご負担いただくようお願いします。尚ワークショップの進行などは全て日本語で実施する予定です。
【審査員】
●青木俊介
武蔵野美術大学 教授 / ユカイ工学株式会社 代表
東京大学在学中にチームラボを設立、CTOに就任。その後、ピクシブのCTOを務めたのち、ロボティクスベンチャー「ユカイ工学」を設立。「ロボティクスで、世界をユカイに。」というビジョンのもと、家庭向けロボット製品を数多く手がける。2015-2021年グッドデザイン賞審査委員。2021年より東京藝術大学非常勤講師、武蔵野美術大学教授(特任)。
家族をつなぐコミュニケーションロボット「BOCCO」、共感するファミリーロボット「BOCCO emo」、しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo」、小さなしっぽクッション「Petit Qoobo」エデュケーションシリーズkurikit「ユカイな生きものロボットキット」、やみつき体感ロボット「甘噛みハムハム」
などを発表。
●加藤 晃央
CEKAI共同代表
武蔵野美術大学4年在学中にクリエイティブマネジメントカンパニーである株式会社モーフィングを設立。美大生やクリエイター向けメディアの立ち上げや、企業との共創によるプロジェクトマネジメントを行う。2013年、独立した個が集結できるアソシエーションCEKAIおよび世界株式会社を共同設立。日米を拠点としてグローバルに活動する組織において、自律分散的な仕組みづくりや場づくりに従事。クリエイターの可能性を高め、繋げ、拡張させることをミッションとし、究極の裏方を目指す。
https://cekai.jp/
●國廣純子
武蔵野美術大学 教授
タウンマネージャー
慶応義塾大学経済学部卒業後、日本銀行調査統計局勤務。東京理科大学工二部建築学科を経て、三分一博志建築設計事務所にて犬島アートプロジェクトにて精錬所など一連の建築・ランドスケープのデザインを担当。2010年に拠点を北京へ移し、中国ローカルの都市計画・建築設計事務所にて国際プロジェクト責任者としてチームビルディングやプロジェクトマネジメントを経験。2013年より、自治体の市街地でのまちづくりを公民を問わず総合的に支援する仕事として、タウンマネージャーのキャリアをスタート。青梅市では10年間で130件の開業、あきる野市では6年間で50件の開業を創出。賃貸に出されていない空き店舗の調査や物件交渉から、開業を促進する情報発信やさまざまな事業企画を行い、面的な伴走支援によって特定エリアの価値と注目機運を高めるマネジメントを実践。
その地に元からある活動や建築的資源を、地域の人と共に再発見し、事業性をもったプロジェクトに組み立てていくためのプロセスを大切にしています。青梅市では、失った映画館をなつかしむメンバーを集め様々な上映会を仕掛けたり支援するうちに、文化財を活用して50年ぶりに映画館を復活させるに至りました。まちづくりは「事実は小説より奇なり」を地でいくフィールド、地域内外の人へどんなストーリーを届けていくのかが鍵です。
https://lit.link/localsustainableproject
●西村 真里子
株式会社HEART CATCH 代表取締役 / プロデューサー
武蔵野美術大学 客員教授
日本IBM ITエンジニアとしてキャリアをスタート。グローバル言語検索タクソノミーで特許取得。後、アドビシステムズのフィールドマーケティングマネージャーに従事。2011年、クリエイティブ企業バスキュールにプロデューサーとして参画。カンヌライオンズ金賞受賞。2014年株式会社HEART CATCH共同創業。2020年米国ロサンゼルスにHEART CATCH LA共同創業。テクノロジー&クリエイティブのキャリアを活かし、企業や自治体の新規事業案件の企画に多く携わる。日米のスタートアップに投資しグロース支援、オペレーション支援を実施(J-Startupサポーター)。
内閣府日本オープンイノベーション大賞専門委員会委員、デジタル庁スピンオフWeb3研究会DAO”Dig DAO”メンバー。Art Thinking Collective(仏パリ / ビジネススクール ESCP)インストラクター。Forbes Japanオフィシャルコラムニスト。武蔵野美術大学 客員教授。
●丸山 幸伸
武蔵野美術大学教授
日立製作所に入社後、プロダクトデザインを担当。2001年に日立ヒューマンインタラクションラボ(HHIL)、2010年にビジョンデザイン研究の分野を立ち上げ、2014年に渡英し、欧州R&D部門 Experience Design Lab.ラボ長。帰国後はロボット・AI、スマートシティのサービスデザインを経て、2018年日立グローバルライフソリューションズに出向しビジョン駆動型商品開発戦略の導入をリード。デザイン方法論開発、人財教育にも従事。現職は、日立製作所研究開発グループ主管デザイン長(Head of Design)。2023年に、武蔵野美術大学造形構想学部教授に着任。
●三澤 直加
株式会社グラグリッド代表取締役
ビジョンデザイナー
デザイン事務所で多くのプロダクトの企画・開発に携わった後、2011年に共創型サービスデザイン会社「グラグリッド」を設立。分野を問わず、さまざまな企業のビジョン策定、事業開発の現場に伴走する。
デザイナーの視点で創造的な解決策を提案するとともに、組織の中から創造的な文化づくりを支援している。
特に、絵や図を描きながら考える「ビジュアル思考」スタイルは、企業における合意形成、個性の発見、企画力の向上において多くの成果を生み出している。
・経済産業省 サービスデザイン研究会メンバー
・武蔵野美術大学 「クリエイティブヒューマンバリュー」非常勤講師
・金沢美術工芸大学 デザイン方法論「サービスデザイン」非常勤講師
・HCD-Net認定 人間中心設計専門家
・サービスデザインの国際カンファレンス(SDGC)メンバー
・日本デザイン学会 会員