武蔵野美術大学実験区は、「美大にしかできない、創業の場づくり」を掲げ、CREATORSHIPを中核概念に据えた創業支援の場です。自身が感じてきた違和感や納得できなさ、引っかかり、強い関心から生まれた問いをビジネスとして社会に差し出し、応答を通じて価値を探求し続ける実践を育みます。
【CREATORSHIPについて】
CREATORSHIPとは、武蔵野美術大学実験区が掲げる中核概念であり、クラフトマンシップ(Craftsmanship)とアントレプレナーシップ(Entrepreneurship)を融合した、ビジネスに向き合う態度を指します。
自身の違和感や強い関心から生まれた問いを、ビジネスという形で社会に差し出し、その応答の中で価値を探求し続ける。
成果や効率だけでは測れない問いを抱えたまま、社会との関係を更新し続ける実践。
それがCREATORSHIPです。

【CREATORSHIP PROGRAMについて】
「CREATORSHIP PROGRAM」は、CREATORSHIP(ビジネスを探求として引き受ける構え)を中核概念に据え、美大ならではの思考プロセスと実践知を通じて、ビジネスと対峙するための姿勢を育むプログラムです。独自のアプローチである「ナラティブモデル」を基盤に、一人称の違和感や関心からアイデアを立ち上げ、対話と検証を重ねながら社会との接続を探っていきます。構想から検証までを一貫して支援し、内発的動機を起点とした事業創出に伴走します。

◆MAU SOCIAL IMPACT AWARD
ビジネスデザインアワード
描いたビジョンを社会に問う
ビジネスデザインアワード「MAU SOCIAL IMPACT AWARD」は、一人称視点から生まれた物語を、三人称視点である「社会に広く伝わる物語」へと昇華し、描いたビジョンを社会に問いかけるプログラムです。毎回100名程度がエントリーし、武蔵野美術大学の学生に限らず、高校生から社会人大学院生まで、多様なバックグラウンドの参加者が集います。個人の内発的動機や違和感を起点としたビジネスアイデアの構想を重視し、対話とフィードバックを重ねることで、アイデアを共感と支持を得られるビジョンへと磨き上げていきます。

◆ACCELERATION PROGRAM
アクセラレーションプログラム
社会に接続し、ビジョンを検証する
アクセラレーションプログラムは、アワード受賞者およびメンターからの推薦者を対象に、事業アイデアの社会実装に向けた検証を支援するプログラムです。アワードで発表したアイデアをもとに、プロトタイピングやクラウドファンディングなどの手法を通じて社会との接点をつくり、実践的な検証を行います。さらに、その成果を発表するデモデイを実施し、次のステップへとつながる共創パートナーや支援者とのマッチングを促進します。

【書籍『ナラティブモデル』について】

書籍『ナラティブモデル:一人称視点から始めるビジネスデザインの思考法』は、武蔵野美術大学実験区のCREATORSHIP PROGRAMの実践を通じて編み上げられた一冊です。本書で提示する「ナラティブモデル」は、一人称視点である「当事者としての物語」を起点に、二人称の対話プロセスを経て、三人称の「社会に広く伝わる物語」へと昇華し、ビジネスとして社会に接続していくための“構え”を示しています。個人の経験や価値観から立ち上がる問いを起点に、共感と支持を得ながら社会的インパクトへと展開していくための思考と態度を扱います。美大ならではのビジネスへの向き合い方として、プログラムの中で現在も試行と更新が続けられており、そのプロセス自体も含めて提示する実践的な書籍です。